赤ちゃんはいつから寿司を食べられるのか、気になるママも多いのではないでしょうか。このページでは、赤ちゃんに寿司を食べさせる時期や注意点について詳しく解説します。
離乳食の時期は食材選びが難しいものです。大人が当たり前のように味わっている美味しい料理が、赤ちゃん乳幼児にとっては体の毒になることがあるためです。
日本人にとって「お刺身」は身近な存在で、大好物の一つという方も多いでしょう。
前回の記事は 赤ちゃんにアイスクリームをいつから食べさせられる?選び方や食べさせ方のポイント でした。
こちらもぜひご覧ください。
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赤ちゃんはいつから寿司を食べられる?
赤ちゃんが寿司を食べられる時期は、一般的に2歳半から3歳頃です。
その理由は、生魚には細菌や寄生虫が含まれている可能性があり、赤ちゃんは免疫力が低いため、食中毒などのリスクが高いからです。
また、赤ちゃんの歯もまだ生え揃っていないため、生魚を噛み切るのが難しいこともあります。
赤ちゃんに寿司を食べさせるときの注意点
赤ちゃんに寿司を食べさせるときは、以下の点に注意しましょう。
- 新鮮な生魚を使用する
- 寄生虫の心配がある魚は避ける
- 魚をよく火を通す
- 赤ちゃんが食べやすい大きさに切る
- 赤ちゃんが寿司を食べている間は、様子をよく見る
赤ちゃんに寿司を食べさせるときは、これらの注意点を守って、安全に食べさせましょう。
赤ちゃんに寿司を食べさせるときの食べさせ方は?
- 赤ちゃんが食べやすい大きさに切る
- 魚の骨を取り除く
- 赤ちゃんが寿司を食べている間は、様子をよく見る
赤ちゃんは、まだ歯が生え揃っていないため、生魚を噛み切るのが難しいことがあります。
そのため、生魚を小さく切ったり、すり身にしてあげたりすると良いでしょう。
また、魚の骨は、窒息の原因となるため、必ず取り除きましょう。
赤ちゃんが寿司を食べている間は、様子をよく見て、食べ過ぎないように注意しましょう。
また、赤ちゃんが寿司を喉に詰まらせないように、注意深く見守りましょう。
赤ちゃんに寿司を食べさせるときは、これらの注意点を守って、安全に食べさせましょう。
回転ずしに連れて行っても大丈夫かな
お刺身の発展形ともいえるお寿司は、いちばん大好きな料理に挙げる人も少なくありません。
回転寿司店などで、気軽に食べられるお寿司、その具材となっているお刺身は、いつから食べられるのでしょうか。
警戒理由
まず、赤ちゃんがなぜお刺身に対して警戒しなければならないか、その理由を紹介していきます。
一つ目の理由
まず一つ目の理由が「食中毒」になってしまう可能性についてです。
生の魚には、寄生虫や菌がついていることがあり、食中毒や寄生虫被害に遭ってしまう可能性があります。
アニサキスとは?
例えば、有名なアニサキスは代表的な寄生虫で、お刺身についていることは、それほど珍しいことではありません。
大人も知らずに食べていますが、大人は赤ちゃんとは違って、噛む力が強く、また消化力もあります。
結果的に無症状のまま体外に放出することができています。
生の刺身にはリスクがある
それでも時々、胃の中にアニサキスがとどまり、激痛を引き起こすことがあります。
もし、赤ちゃんが知らずにアニサキスを口の中にいれてしまったらと考えると、しっかりと嚙むことができ、大人に比べると消化力も弱いことから、かなりのリスクがあると考えることができます。
他に考えられること
腸炎ビブリオ菌が生魚に付着していて、それを口に入れた赤ちゃんが食中毒になってしまうことも考えられます。
赤ちゃんはまだ抵抗力が弱く、食中毒になると重症化してしまう恐れがあります。
食中毒、アニサキスのリスクを考えると、お刺身を食べるのは、ある程度、抵抗力がついて、仮に体内に入ってしまっても重症化する恐れが少なくなってからということになります。
体力がつく、2歳から3歳ごろを目安にするとよいでしょう。
二つ目の理由
お刺身を警戒しなければならない二つ目の理由に「咀嚼の問題」があります。
さきほどアニサキスの時にも触れましたが、赤ちゃん乳幼児はまだ歯が生えそろっておらず、また咀嚼力も大人に比べると弱いです。
お刺身の中には固いものもあります。
例えばイカやタコはとても固く、個体によっては大人でも髪切るのが難しいでしょう。
このような固いお刺身を上手に髪切れないで飲み込もうとした場合、のどを詰まらせてしまう原因となってしまいます。
まず、歯が生えそろっていない時期は、お刺身をあげるのは避けましょう。
奥歯がない代わりに、奥歯の位置にある歯茎でつぶせるような柔らかいものを選ぶべきです。
奥歯が生えてから
また赤ちゃんが嚙み切れないことで、「丸のみをする」のが習慣になってしまう恐れもあります。
食べ物をよく噛むことは、健康に生活するための基本です。
よく噛まずに丸のみをすると、異物を胃の中にいれてしまうリスクが高まります。
また丸のみをすると、胃に負担がかかり、逆流性食道炎など他の病気を誘因する可能性があります。
仮に歯が生えそろったとしても、子供の歯の嚙み合わせは整っていないことが多く、また永久歯に比べると弱いです。
年齢にあった嚙む力を考えましょう
このような「噛む力」を基準に考えると、子供がどの程度の固さのものを噛めるようになっているのかが、お刺身を食べられるかどうかの基準になります。
年齢で一概にひとくくりにするのが難しいのは、赤ちゃんによって違いがあり、歯の生えそろい方などによっても違いがあるためです。
お刺身以外のものを含めて、「この子は、今、どのていどの固さの物を食べるのがいいのか」を考え、その子にあった固さの食べ物をあげるようにしましょう。
三つ目の理由
お刺身を警戒したい三つめの理由が「塩分」についてです。お刺身の中には塩分が多いものが含まれているためです。
具体的には「いくら」、「たらこ」などがそうです。
塩やしょうゆ漬けにしているお刺身はどれも、赤ちゃんが食べるのには塩分過多な食べ物になっています。
ちなみに1歳から2歳幼児程度の子供の食塩摂取の目標量は、1日3g程度になっています。
この食塩摂取量を目安にして、塩分の多いものを与えすぎないようにしましょう。
ちなみに回転寿司で食べられる「いくらの軍艦巻き」は1皿に2貫載っていますが、2貫で塩分が約1gと言われています。
醤油も塩分が多いので付け過ぎに注意
またお刺身はお醤油に付けて食べるのが定番ですが、お醤油は塩と大豆でできているため、付けすぎると大人でも塩分過多になります。
お寿司やお刺身を食べた夜などに、「なんだかのどが渇いた」と思うことはないでしょうか。これは醤油から塩分を採りすぎているためだと考えられます。
赤ちゃんにお刺身やお寿司を食べさせるときは、仮に2歳、3歳幼児になったとしても、醤油の付け方を指導し、付けすぎないようにすること、また付けすぎていないかチェックをするようにしましょう。
塩分の採りすぎが当たり前になって、将来、生活習慣病にならないよう、赤ちゃんの内から気を配ってあげましょう。
本日のポエム
回転ずしでふと思い出した。娘が5歳くらいだったと思う。
誕生日に何が食べたいと聞くと回転ずし行きたいという。
まあ、寿司が大好きな私達はすぐOK!
もう5歳だから何でも大丈夫よねと思いながら次何食べたいと聞くと「ウニ!」と言う。
多分、私達の誕生日やお祝いに大好きなウニを食べてたのを見ていたのだろう
ウニは高いから普段は我慢していたのを感じていたのかもしれない。「いいよ!と言ってウニを頼んだ。
隣の老夫婦がウニを食べてる娘を見てビックリしていた顔を思い出す。
小声で「まあ、小さいのにウニなんか食べてる・・・」老夫婦で会話している声がはっきり聞こえた。
「イクラならいいのかよ!余計なお世話だ・・・!」と気分が台無しになった事を思い出す。
美味しい?と娘に聞くと「おいちい」と。それから子供の頃、何度も食べたと思う。
大人になった娘は今ではウニが嫌いらしくイクラをよく頼んでいる。
子供の頃に食べ過ぎた?娘はあんまり覚えてないらしい。
まとめ
このようにお刺身には3つの警戒したい理由があります。
食中毒や寄生虫のリスク、噛めずに飲み込んでしまうリスク、塩分過多になるリスクです。
総合的に考えると、2歳から3歳になり、体力がついたころを目安に食べさせてあげると良さそうです。
また嚙み合わせなど歯の状態は子供によって違うため、良く観察してあげましょう。
赤ちゃんに寿司を食べさせるときは、以下の点に注意しましょう。
赤ちゃんが寿司を食べられる時期は、一般的に2歳半から3歳頃
新鮮な生魚を使用する
寄生虫の心配がある魚は避ける
魚をよく火を通す
赤ちゃんが食べやすい大きさに切る
赤ちゃんが寿司を食べている間は、様子をよく見る
赤ちゃんに寿司を食べさせるときは、これらの注意点を守って、安全に食べさせましょう。
次回の記事は 赤ちゃんにチーズを与える時期や方法、アレルギーのリスク種類別に解説! です!お楽しみに!