赤ちゃんに母乳を与える期間はいつまで?母乳は赤ちゃんにとって最適な栄養源ですが、どのくらいの期間与えるべきかについては、ママやパパの間で意見が分かれるところです。
世界保健機関(WHO)では、2歳頃まで母乳を与えることを推奨していますが、日本では1歳頃までが一般的です。
赤ちゃんの離乳食が始まると最初はミルクの割合が多いですが、徐々に離乳食の割合が増え、栄養を食事で摂取できるようになっていきます。
ミルクにはフォローアップミルクという種類もありますが、いつから切り替えると良いのでしょうか。
私も最初の子供の時はなかなkミルクを卒業できなくてしばらく悩んでた時期がありました。
同じ悩みを持ちママさんも多いのではないのでしょうか。
今回は、ミルクはいいつ頃まで必要なのでしょうか?というテーマでお伝えしていきます。
前回の記事は 赤ちゃんの初めての散髪はいつから?自宅で切る際の注意点と費用 でした。
こちらもぜひご覧ください。
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赤ちゃんはいつまで母乳やミルクが必要?
母乳のメリット
- 赤ちゃんの免疫力を高める
- 赤ちゃんの脳の発達を促進する
- 赤ちゃんのアレルギーを予防する
- ママの体型を整える
- ママの産後のうつを予防する
母乳と粉ミルクの違い
母乳には、粉ミルクにはない免疫グロブリンやラクトフェリンなどの成分が含まれています。
母乳は、粉ミルクよりも消化吸収がよいため、赤ちゃんがお腹を壊しにくくなります。
母乳は、粉ミルクよりも安価です。
赤ちゃんに母乳を与える期間の決め方
母乳を与える期間は、ママと赤ちゃんの体調や生活スタイルに合わせて決めましょう。
世界保健機関(WHO)では、2歳頃まで母乳を与えることを推奨しています。
日本では1歳頃までが一般的です。
母乳育児の注意点
母乳育児は、ママの体力が必要です。
十分な睡眠をとり、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
母乳が足りない場合は、粉ミルクを補給しましょう。
母乳育児は、ママと赤ちゃんの密なスキンシップが大切です。
母乳をやめるタイミング
母乳をやめるタイミングは、ママと赤ちゃんの体調や生活スタイルに合わせて決めましょう。
一般的には、1歳頃が目安です。
母乳をやめる前に、赤ちゃんに離乳食を十分に慣れさせましょう。
離乳食初期
離乳食を開始する生後5ヶ月頃は、ほとんどの栄養をミルクで補給します。
ミルクを飲む時間の目安ですが、午前中の6時と10時、午後の2時、6時、10時の5回です。
このうち午前の10時には離乳食を先に食べさせて、食後にミルクを飲ませます。
まだこの時期は食事に慣れてもらうことが目的のため、ミルク以外の物を口に含んで味わってもらいます。
離乳食中期
離乳食も進み、生後7ヶ月頃には食事が2回に増えます。
離乳食初期の頃とミルクを飲む時間と回数は同じですが、午前10時と午後6時には離乳食を食べさせて、食後にミルクを飲ませます。
この頃から、食感を感じられるような大きさの食事になり、アレルギーの可能性がある食品も少しずつ食べさせていきます。
2回の離乳食をしっかり食べられているようであれば、食後のミルクは140mlから160ml程度に減らします。
離乳食後期
生後9ヶ月頃には離乳食も後期になります。
1日5回のミルクは変わらずですが、食事が午前10時と午後2時、6時の3回になります。
3回の食事のリズムに慣れることや、調味料を使った味付けにも慣れさせていきます。
食後のミルクは様子を見ながら50mlから100mlに減らしていきましょう。
3回の離乳食をしっかり食べられるようになったら、食後にはミルクを飲ませずに午前6時と午後10時の2回だけミルクを飲ませます。
この時のミルクは200mlを準備します。
離乳食完了期
1才以降になると、1日3回の離乳食と午前と午後におやつを食べるようになります。
最初は手づかみ食べですが、徐々にスプーンやフォークの練習も始めます。
おやつを食べた後にはミルクを飲ませますが、この頃にはフォローアップミルクへ切り替えましょう。
食事やおやつをしっかり食べられているようであれば、ミルクを飲ませなくても大丈夫ですが、哺乳瓶が好きな赤ちゃんの場合、急にミルクを止めることは難しいかもしれません。
哺乳瓶を卒業するために
白湯や麦茶など、砂糖の入っていない飲み物に変えることで、徐々に哺乳瓶を卒業することができる場合もあります。
コップやストローマグを使って飲ませてみましょう。
フォローアップミルクの違い
ミルクとフォローアップミルクの違いについてですが、ミルクは育児用ミルクと呼ばれており、母乳の代わりとして作られています。
この育児用ミルクは完全栄養食ですので、これだけで栄養を補給できるようになっています。
フォローアップミルクについては、離乳食や牛乳の代わりとなるため、カルシウムや鉄分、ビタミンなどを補うことが目的とされています。
また、メーカーによって使用できる月齢が異なるため、使用する際には注意が必要です。
ポイント
離乳食の進み具合は赤ちゃんによって様々です。歯が生える時期が早かったり、食事に興味がある子など、その子の成長度合いや性格に左右されますので、焦らずに赤ちゃんのペースで進めていきましょう。
しかし、身長や体重が平均を大きく下回っている場合には、かかりつけ医に相談が必要です。
また、離乳食に関しては定期的に講座を設けている市区町村もあります。
赤ちゃんの離乳食が進まず、ミルクの割合が多いなど悩みがある時には利用し相談してみましょう。
同じ悩みを持つパパやママと共有することもできるため、気持ちをリフレッシュする機会にもなります。
赤ちゃんはいつからミルク以外の水分補給を出来る?白湯と麦茶を持参
赤ちゃん乳児との外出が増えてくると、季節によっては水分補給がこまめに必要になってきます。
あらかじめ用意していた粉ミルクを使い切ってしまったり、ミルクを作れる状況でない時に手軽に水分補給ができると助かるかと思います。
今回は外出先などで手軽に赤ちゃんが飲むことができる飲み物を紹介します。確認していきましょう。
ミルク以外の水分補給はいつから
3ヶ月までの乳児赤ちゃんは母乳やミルクで水分補給はできています。
まだ胃が小さいので、他の飲み物を与えてしまうとお腹がいっぱいになってしまい、母乳やミルクが飲めなくなってしまいます。
4ヶ月からは
4ヶ月を過ぎると、白湯や麦茶が飲めるようになります。
離乳食を始める前に、母乳やミルク以外の味に慣れてもらいましょう。
最初は嫌がってしまうこともありますが、スプーンなどで少しずつ口に含ませてみましょう。
乳歯も生えてくる頃なので、虫歯予防のために、白湯を就寝前に飲ませることもできます。
離乳食が始まると、果汁が飲めるようになります。しかし、果汁は必ず飲ませる必要はありません。
甘い果汁ばかりを欲しがってしまい、離乳食を食べてくれないこともあるので注意しましょう。
白湯の作り方
水道水の場合は、10分以上沸騰させてカルキなどの不純物を取り除き、冷まします。
水道水にはカルキをはじめ、消毒に必要な成分が含まれており、赤ちゃんの胃腸に負担となります。
また、消毒の成分が取り除かれた水道水は劣化も早く、雑菌が繁殖しやすいので早めに使い切りましょう。
ミネラルウォーターの場合は軟水
ミネラルウォーターの場合は軟水を使用します。
水には硬度というものがあり、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの含有量を表します。
1Lあたりの含有量が120mg以上で硬水、以下で軟水となります。
赤ちゃんにはミネラルの成分が多いと胃腸に負担となるため、軟水を選びましょう。
麦茶の作り方
販売されている麦茶の多くは粉末タイプと煮出し用パックがあります。
粉末タイプを使う際は、白湯を使用し薄味になるよう粉末の量を調整して作ります。
煮出し用パックは水道水を10分沸騰させ、パックを入れ煮出します。
煮出す時間には注意し、薄味になるよう仕上げます。大人用の濃さで煮出した麦茶があれば、白湯で薄めて飲ませることができます。
また、一度作った麦茶は劣化が早いため、その日のうちに使い切るようにしましょう。
その他の飲み物
麦茶はノンカフェインのため、薄味であれば赤ちゃんも飲むことができますが、その他にもノンカフェインの飲み物としてたんぽぽ茶やルイボスティーがあります。
また、風邪などで発熱や下痢の症状がある時には脱水症状の危険もあるため、ベビー用イオン飲料乳幼児用がおすすめです。
もしもの時のために、数本をストックしておくと安心だと思います。
外出先ではどうする
外出中に赤ちゃんの飲み物が必要になることがあるかと思いますが、どこで手に入るのでしょうか。
種類が豊富で赤ちゃん専用の飲み物が販売されているのは、赤ちゃん用品店やドラッグストア、デパートの赤ちゃん用品売り場があります。
特に月齢が低い頃は赤ちゃん専用の飲み物だと安心かと思います。
ショッピングモール
次にデパートやショッピングモールなどの授乳室です。
ミルクを作るためのお湯もあるので、容器があれば冷まして白湯を作れます。
また、最近では自動販売機が設置されていることもあり、子ども向けの飲み物を購入することができます。
最後にコンビニですが、大人用ではありますがミネラルウォーターや麦茶があります。
白湯と容器があれば、麦茶を薄めて飲ませることができます。
赤ちゃんは4ヶ月頃から白湯や麦茶などのノンカフェイン飲料、ベビー用イオン飲料を飲むことができます。
しかし、初めて口にする物は離乳食と同様にアレルギーに注意しましょう。
夏場に向けて初めての外出の時は近くの公園などで慣れましょうね。
ポイントは外出時や急な発熱などに備えて、元気な時に少しずつ飲ませて味に慣れておくと安心です。
赤ちゃんが控えたがいい飲物は
赤ちゃんは生まれたときは母乳かミルクしか飲みませんよね。
ですが、離乳食にしていくにつれてミルク以外の飲物を飲ませなければいけません。
赤ちゃん乳幼児はミルク以外の飲物はいつから飲ませていいのかについて紹介したいと思います。
生後6ヶ月以降
生後6ヶ月乳幼児になると離乳食が始まる頃です。
そのタイミングに合わせて母乳やミルク以外の飲み物を与えていきましょう。
ただ、いきなりミルク以外の飲み物を与えてもうまく飲めないことが多いので、スプーンで少量から与えるなど最初は様子を見ながらゆっくりと与えていくことが大切です。
生後6ヶ月になったらミルク意外を徐々に与えていくようにしてください。
控えた方が良い飲み物
今は赤ちゃん用の飲み物が売っていますね。
ジュースなどその年齢に合わせて飲めるようにペットボトルで販売しています。
ですが、そういったものがないときやそれ以外の飲み物を飲ませたいときに控えた方が良いものを紹介します。
牛乳
栄養がたくさんあるので、赤ちゃんに与えたいと思ってしまうかもしれません。
ですが、母乳やミルクとは成分比率が異なるため、1歳幼児になるまでは控えるようにしましょう。
1歳前に与えてしまうと牛乳に含まれるたんぱく質をうまく分解できずに蕁麻疹などのアレルギーを引き起こしたりカルシウムが鉄分の吸収を妨げて鉄欠乏性貧血になったりする恐れがあります。
1歳を過ぎたら赤ちゃんの内臓器官の発達も進むため、栄養豊富な牛乳を少しずつあげるようにしてくださいね。
大人用のスポーツドリンク
スポーツドリンクは赤ちゃん用のものが売っているので大人用のスポーツドリンクをあげたくなってしまいますが、含まれている塩分や糖分の量がベビー用とは違って濃いので赤ちゃんに飲ませるのはやめておいた方がいいでしょう。
赤ちゃんの未発達の胃では、消化に時間がかかり負担になってしまうおそれがあります。
もし、あげたいなら赤ちゃん用乳幼児のものをあげるようにしてください。
カフェインを含むお茶
カフェインは紅茶、ウーロン茶などに含まれていますね。
お茶類はどんな家にもあるし、手軽に作れるのであげたくなってしまうかもしれません。
ですが、もし赤ちゃんに与えてしまったらカフェインの作用により眠れなくなったり、落ち着きがなくなるので赤ちゃんにあげるならカフェインレスをあげるようにしましょう。
大人用のジュース
これも赤ちゃんが大好きなので、ついついあげてしまいたくなります。
ですが、大人が飲む果汁ジュースは赤ちゃんの体の水分よりも濃度が濃く糖分も多いため、下痢になってしまう恐れがあります。
ジュース類があげたければこれも赤ちゃん用のものを購入してあげましょう。
炭酸飲料
炭酸飲料もジュースと同じように糖分が多い上に刺激が強いためおすすめできません。
赤ちゃんは胃が小さいため、炭酸飲料を飲むことでおなかがふくれてしまいます。
飲んでしまうとご飯が食べられなくなる可能性があるので、炭酸飲料は赤ちゃんの頃からあげるのはあまりよくありません。
2歳の幼児でも炭酸が入っているので歯の事を考えたら躊躇してしまいます。
ミルク以外を飲まないときは?
赤ちゃんはいつも飲んでいるものと違った味を飲ませるとイヤがる子がいます。
飲まないからといって無理やり飲ませてしまうとよけいに拒否をしてしまい、ずっと飲まなくなる可能性があります。
無理せずに行いましょう
離乳食開始後に飲んでくれない場合は、おなかがいっぱいで入らないかその飲み物が苦手な場合があります。
もし、飲んでくれなかったら、無理に飲ませるのではなく、とりあえず一度やめてみてしばらくしたらもう一度チャレンジしましょう。
また、飲ませている飲み物の種類を変えてみることをおすすめします。
それでもどうしても飲まないなら専門家に相談をしてあげてください。
水分補給に向いている飲み物
お風呂上りなどに少し水分を飲ませたいときにおすすめの飲み物は白湯か麦茶です。
どちらも味が薄いので、手軽に利用ができますし、糖分などもないため水分補給をするときに飲ませるのに向いています。ただ、白湯で使う水は軟水を選ぶようにしましょう。
麦茶は
また、麦茶は大人用ではなく、赤ちゃん用乳幼児に売られているものをえらんで上げるようにしてください。
赤ちゃん用の麦茶は味が薄く赤ちゃんでも飲みやすい味になっています。
水分補給は糖分が含まれていない味が薄いものがおすすめです。
まとめ
母乳は、赤ちゃんにとって最適な栄養源です。
母乳育児は、ママと赤ちゃんの体力と時間が必要ですが、その分多くのメリットがあります。
母乳育児を検討している方は、ぜひ上記の点を参考にしてください。
また、赤ちゃんにミルク以外の飲物を与えるのはいつから?について紹介しました。
だんだんミルクから離れていかなければならないので、その練習をしていく必要があります。
ただ、一度に変えるのは難しいので最初は少ない量から徐々に与えていくようにしましょう。
最初はいろいろな味を飲ませるのではなく、一種類からはじめてみて、それから増やしていきましょう。
最初は子供用の麦茶などが売っているので味が薄いものがおすすめですよ。ミ
ルク以外の飲み物を飲ませたいと思った人は参考にして、いろいろな飲み物を飲ませてみてくださいね。
次回の記事は 子供のうがいのタイミングと注意点・歯磨きやうがいはいつから? です!お楽しみに!