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赤ちゃんに果物を与える時期は?アレルギーの心配はある?果物別に解説!

フルーツ

生後5ヵ月から始まる離乳食ですが、赤ちゃんにくだものはいつから与えても良いのでしょうか。
栄養豊富で健康的にみえるくだものですが、実際には糖分が多く含まれているため、与えるには時期や量などを考えることが必要です。
またアレルギーも気になるところです。
赤ちゃんに果物を与える時期やアレルギーの心配について、詳しく解説しています。

前回の記事は 赤ちゃんに小豆を与えていいの?いつから?調理方法や注意点も解説! でした。
こちらもぜひご覧ください。

赤ちゃんに果物を与える時期はいつから?

赤ちゃんに果物を与える時期は、離乳食が始まる生後5~6か月頃です。

果物は、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養が豊富に含まれているため、赤ちゃんの成長に欠かせません。また、果物は、甘みがあり、赤ちゃんも食べやすい食材です。

赤ちゃんに果物を与える際の注意点

  • 果物は、よく洗って皮をむいてから与えましょう。
  • 果物は、固すぎると赤ちゃんがのどに詰まらせる恐れがあるため、柔らかく潰して与えましょう。
  • 果物は、食べ過ぎるとお腹を下す原因になるため、食べ過ぎに注意しましょう。

赤ちゃんに果物を与えるときのアレルギーの心配

赤ちゃんは、アレルギー体質になりやすいため、果物を与える際にはアレルギーの心配があります。

果物の中で、アレルギーを起こしやすい果物は、リンゴ、バナナ、キウイ、桃、イチゴなどです。

これらの果物を与える際には、少量から始め、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。

アレルギーの心配がある赤ちゃんに果物を与える方法

アレルギーの心配がある赤ちゃんに果物を与える際には、次のような方法があります。

  • 果物ジュースや果物煮など、果物の加工品を与える。
  • 果物を与える際に、少量から始め、赤ちゃんの様子をよく観察する。
  • 果物を与える際に、他のアレルゲンを含む食品を避ける。

 

甘くて柔らかくて食べやすいバナナは離乳食初期からOK

 

 

バナナ

バナナ

まず最初に挑戦されるお母さんも多いと思われるバナナです。

野菜とはまた違った自然な甘みが、赤ちゃん乳幼児にも合うでしょう。

また完熟に近いバナナであれば、舌で潰せる柔らかさなので、歯が生え始める前の離乳食初期にも適しています。

離乳食中期以降は薄くスライスしてあげると、手づかみ食べの練習にもなります。

離乳食後期や完了期になると、自分で皮をむいて食べられる子もでてくるようになります。

忙しい朝やお腹が空いて急いでいる時は、バナナとミルクを与えるだけで、朝食やおやつになるエネルギーが入っています。

バナナは食べすぎに注意!

美味しくて食べやすいの離乳食に適したバナナですが、欲しがるままに与えてしまうのはよくありません。

ご飯や他の食材などを食べなくなってしまうこともあるからです。

最適な量としては、離乳食初期~中期なら1日に1/2本、後期~完了期なら1本程度です。

ただし1日に何本も食べてしまうという子もいるので、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
ずっとバナナしか食べないのであれば問題ですが、一時的なものならこの量を超えるものを上げてしまったとしても、週単位で調整すれば大丈夫です。

すりおろして加熱すれば離乳食初期からでもOKなリンゴ

 

リンゴ

リンゴ

 

リンゴは硬さもあるので、いつ与えてよいか悩みますよね。
リンゴはすりおろして加熱すれば、離乳食初期からでもあげることができます。

おろし器ですりおろして、ラップをかけ1分程度加熱してから、スプーンで与えてみましょう。

手間もかかるのでリンゴは離乳食中期のモグモグ期からでも

ただしリンゴは酸っぱさも残るために、嫌がる子もいます。
またお母さんもいちいちすりおろして…といった手間がかかりますよね。

その点離乳食中期以降であれば、角切りにしたり薄くスライスしたりするだけで食べられるようになりますし、手づかみ食べにも良いです。
離乳食初期の頃は加熱しないとアレルギーの心配もあるので、初期に食べさせてみてあまり進まないようなら少し先に置いておいてもよいかもしれません。

 

他に離乳食初期から与えても問題のないくだもの

離乳食初期は食べやすくアレルギーの心配がないものを与えたいものです。

比較的アレルギーの症例が少ないのは、いちご・みかん・なし・すいか・ぶどうといったくだものです。

本人が嫌がらなければ、生で与えてしまっても問題がありません。ビタミンたっぷりで積極的に与えたい栄養源です。

離乳食初期から与えてもよいがアレルギーの可能性があるくだもの

加熱すれば離乳食初期から与えることができますが、アレルギーの症例もあるものがあります。

それはメロン・さくらんぼ・桃といったくだものです。

初めて上げる際はお子さんの口の周りに保護クリームを塗り、直接触らせないようにしてあげてください。

体調が悪そうな時や肌荒れが目立つ時には与えてはいけません。

大人でも体調次第で軽いアレルギー症状がでることもあります。

ぶどうは離乳食初期からOKですが丸のみに注意!

 

ブドウ

ブドウ

大人からすると柔らかく感じるぶどうですが、前歯くらいしか生えていないと丸のみしてしまう可能性があるため注意したいものです。

離乳食初期はすり潰したり、中期は薄く切ったりして与えますが、本当に注意したいのはご飯を食べることになれてきた後期以降です。

バナナやいちごなら、同じくらいの大きさをうまく食べられる子でも、必ず半分以下に切って与えるようにしてください。

3歳幼児以降の大きな子でも喉につまって亡くなってしまったという悲しい事故もあるということを忘れないようにすることです。

離乳食期全体を通して与えない方がよいくだもの

離乳食初期に関わらず、完了期が終わるまで与えるべきではないものもあります。

それはパイナップル・パパイヤ・マンゴーなどといった南国フルーツです。

刺激が強く、少量でも与えない方が良いでしょう。
お子さんが欲しがる可能性もあるので、頂きもの等でもらっても寝ている時に大人が食べるなど工夫しましょう。

離乳食期全体を通して無理に与える必要がないくだもの

どうしても与えてみたいというのであれば、離乳食完了期から挑戦しても問題はありませんが、他の食べ物で代用できるなら無理に与える必要がないくだものもお伝えしておきます。

それはグレープフルーツやキウイフルーツです。

酸味が強いので赤ちゃんも好んで食べることはないかと思いますが、加熱をしたとしてもアレルギーの心配が残ります。

栄養素は豊富にありますが、3歳幼児くらいまで無理に食べさせる必要がないでしょう。

 

果物は、離乳食を開始した赤ちゃん乳児やママさんの強い味方になってくれる食べ物です。
味付けや調理が必要な離乳食に比べて、果物であれば味付けや調理は必要ないので、手軽に食べさせることができます。
赤ちゃんによっては1回で食べられる量が少なく、次の離乳食までにお腹が空いて泣き始めてしまう子もいます。

 

離乳食別のおすすめ果物は?

離乳食を始める時期は大体5~6ヶ月乳児程度と言われていて、同時期から果物を離乳食として与えることができます。
市販で販売されている離乳食でも、リンゴやモモなどがペーストになり、瓶に入ったものも販売されているくらいなので、これくらいの時期であれば食べさせても特に問題はありません。

離乳食初期

5~6ヶ月程度の場合はリンゴやバナナ、スイカやメロン、イチゴやみかん、モモなど全体的に味がまろやかなもの、すり潰しやすい果物を選ぶことがおすすめです。

離乳食中期

7~8ヶ月程度の中期に入った場合は、キウイやブドウ、レモンなど酸味がある果物を与えてみるのもいいでしょう。
ブドウは皮や種があり、皮は渋みが気になることもあるので、キレイに取り除いて与えることがおすすめです。

離乳食後期

9~11ヶ月程度の後期に入った場合は、柔らかくなった柿や干し柿などもいいでしょう。
果物は季節を感じることができる食べ物ですし、種類も多いので時期によって色々な果物を食べさせれば、飽きずに様々な栄養を摂取することができるでしょう。

離乳食刻みイチゴヨーグルト

離乳食刻みイチゴヨーグルト

果物の調理方法と固さ

果物はバナナやみかんなどであれば、少しずつスプーンや手で取って赤ちゃんに与えることもできるのですが、初めのうちは上あごや下で潰して食べることができないので、果物はすりおろして食べさせることがポイントです。

過熱をするときはオーブンで焼いたり、電子レンジを使ったりすると手軽にすりおろすことができます。

ちょっとした工夫で

果物に熱を加えることによって甘みが増す果物もたくさんあるので、赤ちゃんも喜んでくれると思います。

7~8ヶ月乳児程度になったら、指先で潰せるくらいの固さになるまで加熱して与えるのもいいですし、少し粗目にすりおろして食べさせるのもいいでしょう。

9~11ヶ月乳児程度になったら、固形に近いサイズや小さくみじん切りにカットしてあげましょう。

刻み梨とすりおろし梨

刻み梨とすりおろし梨

ビタミン別の果物栄養

果物には各種のビタミンを始め、ミネラルや食物繊維などが豊富に含まれています。
果物によっては含まれている栄養素が異なるので、各種の栄養素について紹介します。

① ビタミンCが豊富な果物

ビタミンCが豊富な果物としては柿やキウイ、イチゴや柑橘系、パイナップルなどで鉄の吸収を促進させる効果が期待できます。
しかし、これらに含まれているビタミンは水溶性なので、加熱すると効果が薄れてしまうことがあります。
赤ちゃんに食べさせるのであれば、加熱せず小さく切り、すりおろしたものなどを与えるのがおすすめです。

② ビタミンBが豊富な果物

ビタミンBが豊富な果物としては、柑橘系やバナナ、キウイやパイナップルなどが挙げられます。
この栄養素はエネルギーの供給に効果がある他、果物に含まれている葉酸は赤ちゃんの身体の発育に効果があると言われています。

③ ビタミンAが豊富な果物

ビタミンAが豊富な果物としては、みかんやスイカ、柿やびわなどです。
この栄養素は乳児にはとても重要で、抗酸化作用や免疫力の強化に効果的です。

これらの栄養の他にも食物繊維や有機酸、ポリフェノールなどが含まれている果物もあります。
特に赤ちゃんは便秘気味になる子が多いので、食物繊維が豊富な果物を離乳食として食べさせてあげるといいでしょう。

1歳児の離乳食 ヨーグルト メロン キュウイ

1歳児の離乳食 ヨーグルト メロン キュウイ

本日のポエム

そもそも赤ちゃんとはどんな存在なのだろう?

顔を見ると不思議でたまらない。

この世に生を受けた赤ちゃん。

赤ちゃんの体や心は今どうなっているんだろう。

ママの顔は見えているのかな?声はここえてるのかな?

赤ちゃんが持っている能力は凄いよね。

パパやママ、ジイにバア。こんなにもみんなを笑顔にしてくれるから。

環境が赤ちゃんに与える影響は大きいけど赤ちゃんからもらう影響も大きい。

 

まとめ

果物を開始していいのは、大体5~6ヶ月程度です。
初めのうちはすり潰し、徐々に粒を大きくして果物の食感にも慣れてもらえるようにして、後期では歯茎で噛んで食べられるものを用意しましょう。
アレルギーの心配などもあると、最初の一口目は勇気がいりますが、平日の朝などいつでも病院にいける体制の中で初めてみましょう。
酸っぱさや甘さなど、いろいろな味を楽しめる機会になりますね。

赤ちゃんに果物を与える際には、時期や注意点を守って与えましょう。
また、アレルギーの心配がある場合は、アレルギーの専門家に相談してから与えるようにしましょう。

次回の記事は 1歳の赤ちゃんにケーキを食べさせて大丈夫?手作りケーキの作り方を紹介 です!お楽しみに!