生まれて間もない赤ちゃんは、どんなに丁寧に話したり、ゆっくり話をしたとしても言葉を理解することはできません。
しかし、ある一定の時期を過ぎると首を使って「うん、うん」とする仕草が見られるようになり、話を理解してくれているのかな、と思うようなシーンも見かけます。
これはママやパパ、周りの大人たちがしている仕草をマネているだけで、言葉を理解していないことがほとんどです。
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言葉を理解するのはいつから?
赤ちゃんが言葉に反応するようになるのは大体生後6ヶ月頃になり、言葉を明確に理解できるようになるには、ある程度の年月がかかります。
簡単な「バイバイ」や「おいで」などは生後8ヶ月くらいで覚える赤ちゃんもいるのですが、難しい言葉になると理解できないことが多く、1~2歳くらいにかけて「靴を履く」、「玩具をしまう」などの言葉を理解できるようになります。

園児と保育士
兄弟がいる場合
言葉を理解する時期はハイハイや歩き始めと一緒で個人差があり、理解力も必要となるので、言葉を理解することが早い子もいれば、遅い子もいます。
上に兄弟がいる場合は兄弟が話す言葉を聞いていたり、ママやパパが「置いて」という言葉に対し、上の子がそれを行うことで、徐々に言葉の理解度が高くなっていくため、理解度が早い子もいます。
個人差だから心配ない
なかなかママやパパが話している言葉を理解してくれなかったとしても、そこまで心配する必要はありません。
理解力が上がっていけば自然と言葉を覚えていき、たとえしゃべれなかったとしても言葉を理解して行動に移してくれるようになります。
言葉を理解しているかを確認する方法
赤ちゃんが本当にママやパパが言っている言葉を理解しているのか、不安に思うこともあるでしょう。
そんなときは、赤ちゃんに色々とお願いしてみるといいでしょう。
「お片付けして」、「机の上に置いて」、「玩具取ってきて」とお願いしたときに、それを行動に移してくれれば言葉を理解しているということになります。
親しみのある玩具で
赤ちゃんが興味のあることや、親しみのある玩具について聞いてみるのもいいと思います。
「アンパンマンはどれ?」、「車はどれ?」、「ボールはどれ?」など、普段から聞き慣れているものであれば、言葉を理解できるという子もいます。
言葉を理解している子はそれを指したり、玩具を持ったりするので、ママやパパが話した言葉をある程度理解しているのだ、と判断することができます。
赤ちゃんにたくさん話しかけることが大切
赤ちゃんはたくさん話しかけることで、言葉を覚えて認識していきます。
赤ちゃんにあまり話しかけなかったり、どうやって話しかけていいのか分からないときには、普段の生活の中で少しずつ赤ちゃんに話しかけてみましょう。
赤ちゃんの目線が大事
話しかけるときは赤ちゃんの目を見たり、赤ちゃんの顔の位置までしゃがんだりして、笑顔で話しましょう。
「今日はお天気いいね」、「楽しい?」、「お腹空いた?」などの日常会話から、「ブーブー(車)」、「ワンワン(犬)」などの単語を繰り返し聞かせることで、言葉を理解してくれるようになるでしょう。

絵本を読む先生と幼児
まとめ
赤ちゃんがママやパパの言葉を理解するようになるには、ある程度の年月がかかります。
赤ちゃんの中には、ある程度の言葉しか話せないのに理解力があり、ママやパパが話した言葉を理解してくれる子もいます。
言葉を理解してもらうにはたくさん話したり、言葉を理解しているかの確認が必要です。