赤ちゃんにチーズを与えるのはいつから?アレルギーのリスクは?このページでは、赤ちゃんにチーズを与える時期や方法、アレルギーのリスクについて詳しく解説します。
大人が大好きで、日常的に食べているのが「チーズ」です。
つい、赤ちゃんにも食べさせてあげたくなるかもしれません。
前回の記事は 赤ちゃんが寿司を食べられる時期はいつ?注意点や食べさせ方について解説 でした。
こちらもぜひご覧ください。
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赤ちゃんにチーズを与えるのはいつから?
もともとチーズは乳製品で、牛の乳から作られています。
たんぱく質やカルシウムが豊富で栄養価が高く、しかも柔らかく食べやすそうなので、赤ちゃん乳幼児にあげても大丈夫そうだと感じる方は少なくないかもしれません。
チーズの栄養素とは?
チーズは、赤ちゃんにとって必要な栄養素が豊富に含まれている食べ物です。
チーズに含まれる栄養素には、タンパク質、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB12などがあります。
これらの栄養素は、赤ちゃんの成長と発育に欠かせません。
赤ちゃんにチーズを与える方法
チーズは、赤ちゃんに離乳食として与えることができます。
離乳食としてチーズを与える時期は、生後6か月からが目安です。
チーズを与える際は、少量から始め、赤ちゃんの様子を見ながら量を増やしてください。
赤ちゃんがチーズにアレルギーを起こすリスク
赤ちゃんがチーズにアレルギーを起こすリスクは、約2~3%とされています。
チーズアレルギーの症状には、じんましん、かゆみ、発疹、下痢、嘔吐などがあります。
赤ちゃんがチーズを食べた後にこれらの症状が出た場合は、チーズアレルギーの可能性があります。
チーズアレルギーの症状と対処法
チーズアレルギーの症状が出た場合は、すぐに医師に相談してください。
警戒しなければならないポイント
まずチーズを赤ちゃんに食べさせるときに警戒しなければならないことについて紹介していきます。
食物アレルギー
一つ目の警戒ポイントが「食物アレルギー」についてです。
赤ちゃん乳幼児が食物アレルギーになる原因になりやすいのが、まず「鶏卵」、次に「牛乳」、そして「小麦」となっています。
チーズは先ほど述べたように、牛乳から作られています。
なぜ牛乳でアレルギーが起きるかといえば、過熱をしても発酵しても、変化したり分解しにくいとされる「カゼイン」が原因と考えられています。
牛乳が発酵してチーズとなっても、カゼインが残されているため、食物アレルギーを引き起こす可能性があると考えられます。
栄養豊富な乳製品
食物アレルギーを恐れて、栄養豊富な牛乳や乳製品、チーズをいつまでも食べさせないのも問題です。
なぜなら、仮に子供が大きくなるのを待っても、食物アレルギーの予防効果があるかと言えば、科学的根拠がないためです。
大人になってエビやカニのアレルギーを発症する人もいれば、牛乳などの乳製品や小麦、鶏卵のアレルギーを発症する人いるためです。
最初は様子を見ながら
このように考えると、食物アレルギーという観点でいえば、チーズを比較的早い段階で与えても問題ないと言えます。
与える時期よりも、与えたときの赤ちゃんの様子をしっかりと見てあげるようにしましょう。
もし、食物アレルギーを引き起こしているように見えたら、自己判断をせずに医師の判断を仰ぐことが大切になります。
塩分
チーズを警戒したい二つ目の理由が「塩分」についてです。
チーズにはいくつかの種類があり、熟成期間が長いチーズや、プロセスチーズは塩分が多いという特徴があります。
塩分過多の食生活が普通になってしまうと早い段階で成人病になってしまう恐れがあります。
そこで、チーズを赤ちゃんに与える時は塩分量に注目するようにしましょう。
チーズの種類
チーズは大きく「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に分けられます。
一般的にスーパーなどで売られているスライスチーズや6Pチーズなどは、プロセスチーズになります。
ナチュラルチーズの中でも、カッテージやモッツァレラなどの軟質チーズは比較的塩分が少なめです。
パルミジャーノ・レッジャーノ、いわゆる粉チーズに使うパルメザンチーズは超硬質チーズと呼ばれていて、塩分が高めです。
1歳未満と2歳の赤ちゃんの場合
生後半年から一年未満の赤ちゃんの塩分摂取量の目安は食塩で1・5gとなっています。
また1歳から2歳幼児の赤ちゃんの場合は3g未満となっています。
スライスチーズ1枚に含まれている塩分はおよそ0.5gとなっていますので、参考にしてください。
チーズ単体で食べる場合は、生後1年未満の赤ちゃん乳幼児に食べさせていいのは、スライスチーズなら3枚までとなります。
他の料理と組み合わせる場合は、量を調節するようにしましょう。
パルメザンチーズの場合
パルメザンチーズの場合は、カットしたものを食べるのではなく、粉状の物を調味料のようにして食べるようにしましょう。
例えばお粥に振りかけてチーズ風味にしてみたり、魚や肉などのおかずに少し振りかけてあげて風味付けをします。
ちなみにパルメザンチーズ小さじ1の塩分量は0.08gとなっています。
ベビーチーズ
注意したいのが「ベビーチーズ」です。その名前から赤ちゃん向けのチーズで、塩分量が少なめに設定されていると思ってしまうかもしれません。
しかし、プロセスチーズを小さくカットしたもので、大きさが小さなだけで、赤ちゃん向けのチーズとして開発されたものではありません。
スライスチーズと比較すると厚みがあり、誤嚥しないように気をつけたい食材になります。
ベビーチーズを嚙み切れるようになる1歳から1歳半頃になるまで、あげるのを控えましょう。
時期はいつから
このようにチーズは栄養豊富で、赤ちゃんに食べさせてあげたい食材です。
塩分量に注意しながら、生後7か月から8か月を過ぎたころから、パルメザンチーズを調味料のようにして少量ずつ与えるようにしましょう。
1歳を過ぎれば
1歳幼児を過ぎたころから、固形のチーズを食べさせることができますが、ベビーチーズよりは咀嚼しやすいスライスチーズを先にあげるようにしましょう。
ピザ用チーズも小さく柔らかくてあげやすく、加熱するとさらに食べやすくなります。
生後1年になるころから、柔らかいグラタンを作ってあげるといいでしょう。
本日のポエム
ママとものKさんは11カ月のれん君を買い物に連れて行く。
おもちゃや絵本を買う時には、れん君本人にどちらがいいか聞いてみる。
まだ11カ月なので「これがいい」とはつきり言えない。
しぐさや様子でわかるそうなので、それを買うことにしている。
Kさんは「自分でちゃんと道を選べる子になってほしい。」という。
更に「何故なら、これからの世の中は、どんどん厳しくなっていくから自分で選ばせている。」と話す。
決断する事は大事な事なんですね。
まとめ
また、食物アレルギーには十分注意して、赤ちゃんの様子を確かめながら与えましょう。
もしアレルギーの疑いがあるときは、自己判断せずに、専門医に診てもらうようにしましょう。
赤ちゃんにチーズを与える時期は、生後6か月からが目安です。
チーズを与える際は、少量から始め、赤ちゃんの様子を見ながら量を増やしてください。
赤ちゃんがチーズにアレルギーを起こすリスクは、約2~3%とされています。
チーズアレルギーの症状には、じんましん、かゆみ、発疹、下痢、嘔吐などがあります。
赤ちゃんがチーズを食べた後にこれらの症状が出た場合は、チーズアレルギーの可能性があります。
次回の記事は 赤ちゃんにうどんやそばをいつから食べさせられる?気になる注意点は です!お楽しみに!