NISAには通常NISAと積立NISAがあります。
NISAとは毎年120万円の投資に対して売却益や配当に対する220.315%の税金を非課税にする制度です。
そしてこの非課税期間は5年間です。
また毎年120万円の非課税枠が増えていくため最大で600万円の非課税枠で投資を行うことができます。
今回もファイナンシャルプランナー2級のキナポンがお届けします
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通常NISAの解説と向いてる人は?
2020年に120万円の非課税枠を利用して2025年になっても売却しない場合は2026年度の非課税枠に移すことができます。
これをロールオーバーと呼びます。
投資可能期間は2014年から2023年までなので、この期間を過ぎるとNISAを利用することはできません。
ただし今後期間延長の可能性もありますし、新しい制度が発表されるかもしれません注目しておきましょう。
通常NISAに向いている人3つのポイント
通常NISAはどんな人に向いているのかポイントを3つご紹介します。
1つ目のポイント
まず1つ目が年間120万円以上の投資を行いたい人です。
そもそもNISAはある程度まとまったお金を投資に充てることができる人向けの制度です。
例えば毎月定額の分散投資をするといっても120万円の非課税枠を使い切るには毎月10万円も積み立てる必要があります。
若年層には厳しい金額化と思います。
つまりもともと何にも使う予定の無いお金が120万円手元にある人向けの制度です。
もしくは毎年120万円の余剰資金が生まれる高所得者向けの制度であると言えるでしょう。
2つ目のポイント
そして2つ目が幅広い選択肢の中から投資銘柄を選びたい人です。
まず後ほど解説する積立NISAは金融庁の審査により厳選された優良な投資信託のみ購入することができます。
それに対してNISA基本的に国内株式、投資信託、主要な外国株式のどの銘柄でも購入することができます。
つまり自分のお気に入りの企業や、企業分析の結果この企業は絶対に上がるという企業を購入することができます。
3つ目のポイント
最後に3つ目が中期投資を行いたい人です。
まず中期投資について解説する前に、短期投資について解説します。
短期投資とは1日の中で繰り返し売買をして利益を挙げるデイトレードや数週間単位でトレードをするスウィングトレードがあります。
この短期投資と前述した長期投資のちょうど中間の投資手法が中期投資となります。
中期投資の期間としては数か月から数年単位と思って良いでしょう。
中期投資の基本は暴落時に購入することです。
暴落した株というのは基本的に回復します。
株価の上昇というのは企業の成長にのみ依存しているのではないのです。
不当に安い株というのは適正な価格に戻るのです。
しかしチャート上では同じ価格の上昇を描きます。
中期投資の基本は割安株への集中投資です。
したがって初心者には少しハードルが高いでしょう。
NISAで投資をする上での銘柄選びのポイントは
NISAで投資をする上での銘柄選びのポイントは2つあります。
銘柄選びのポイントは1つ目
まず1つ目が投資対象銘柄の成長性です。
企業の成長はそのまま株価に反映されます。
その象徴がGAFAの時価総額の推移です。
GAFAは自社が持つ資産価値以上の時価総額がついています。
それは将来より成長するということを投資家が期待しているからです。
それでは成長性のない分野の企業はどのようにして株価をあげるのでしょうか?
それは自社株買いです。
例えば日用品メーカーや食品メーカーのようなイノベーションが生まれづらい成熟した業界で株価を高める方法というのは安定的な黒字経営をすること。
その利益を株主に分配すること。
自社株の配当金をそのまま自社株買いに回すことです。
そうすることで投資家は配当も出してくれるし、自社株買いもしてくれるという判断で安心して投資をすることができます。
銘柄選びのポイント2つ目
次に2つ目が割安な投資対象銘柄を見つけることです。
これは成長性とは逆の話で株式市場には実際に持っている資産やブランドというよりも割安な価格で売られている株式が存在します。
そういった企業の多くは事業による成長がなくても衰退しなければいつか適正価格に戻ります。
つまり適正な時価総額では企業はなぜ割安なのかをしりましょう。
経営層のスキャンダルかもしれませんし、一時的なサービスの劣化かもしれません。
不況のあおりを受けて減配したのかもしれません。
その理由を知りそれが事業に直接関係の無いものであればいずれ適正価格に戻るため買いと言えるでしょう。
まとめ
通常NISAに向いてる人の3つ目ポイントを開設しました。
NISAも制度改正がありますので今後の動きにも注意していきましょう!
次回は人気の積立NISAについてお話していきますね。