赤ちゃんの乗り物酔いは、いつ頃から始まるのでしょうか?
気になる症状や乗り物酔いを防ぐ対策方法をご紹介します。
お出かけの際に車やバス、電車や飛行機など様々な乗り物を利用するかと思います。
しかし、子どもによっては乗り物酔いがあり、本人はもちろんですが、親も介抱で大変かと思います。
乗り物酔いはいつ頃から症状が出るのか、そして対処法や克服することはできるのでしょうか。
前回の赤ちゃんいつから?記事は 乳歯はいつ生え変わる?トゥース・フェアリーという風習知ってる でした。
こちらもぜひご覧ください。
目次 非表示
赤ちゃんの乗り物酔いと対策
赤ちゃんは、大人よりも乗り物酔いしやすいと言われています。
その理由は、赤ちゃんの平衡感覚がまだ発達していないからです。
平衡感覚とは、体の位置や動きを感じる感覚です。
赤ちゃんの平衡感覚は、生後6~7ヶ月頃から徐々に発達し始めますが、大人と同じように発達するのは、3~4歳頃と言われています。
そのため、赤ちゃんは、車や船などの乗り物に乗ると、乗り物酔いを起こしやすくなります。
赤ちゃんの乗り物酔いの症状は、吐き気、嘔吐、頭痛、顔面蒼白、発汗、あくびなどです。
これらの症状が現れた場合は、乗り物酔いをしている可能性があります。
赤ちゃんの乗り物酔いの原因
赤ちゃんの乗り物酔いの原因は、次のとおりです。
- 平衡感覚の未発達
- お腹が空いている
- 疲れている
- ストレスを感じている
- 乗り物酔いの体質
赤ちゃんの乗り物酔いの症状
赤ちゃんの乗り物酔いの症状は、次のとおりです。
- 吐き気
- 嘔吐
- 頭痛
- 顔面蒼白
- 発汗
- あくび
赤ちゃんの乗り物酔いを防ぐ対策
赤ちゃんの乗り物酔いを防ぐためには、次の対策を試してみてください。
- 車に乗る前に、お腹を空かせておく。
- 車に乗る前に、十分な睡眠をとる。
- 車の中では、赤ちゃんを前向きに座らせる。
- 車の中では、赤ちゃんに本を読んだり、歌を歌ったりして、気を紛らわせておく。
- 車の中では、赤ちゃんに酔い止め薬を飲ませる。
赤ちゃんの乗り物酔いは、誰にでも起こりうる症状です。
赤ちゃんが乗り物酔いを起こした場合は、焦らずに、これらの対策を試してみてください。
赤ちゃんの乗り物酔いについてですが、脳の発達が関係しているため、まだ未熟な赤ちゃんの場合には乗り物酔いにはならないとされています。
もし赤ちゃんがドライブ中などに嘔吐してしまったりする場合には、原因は他にあると考えられます。
車内の温度は?
まずは車内の温度が赤ちゃんにとって快適か確認をしましょう。
体温が高く、チャイルドシートは熱がこもりやすいので熱中症の可能性があります。
夏場だけでなく春や秋も車内は暑くなるので保冷剤を入れられる背面シートなどを活用しましょう。
次に考えられることは吐き戻しです。赤ちゃんの胃は逆流しやすい形状になっているため、満腹の状態でチャイルドシートに寝かせられると揺れにより吐き戻しが誘発されます。
乗り物酔いは何才頃からなる
まず乗り物酔いになってしまう原因として、脳が感覚混乱になることとされています。
この感覚混乱ですが、どのような条件で引き起こされてしまうかというと、揺れているために平行感覚が乱れ、近くの物に焦点が合わせにくくなります。
さらに人によっては匂いに敏感になることもあり、こうした理由から嘔吐などの乗り物酔いの症状が出てしまいます。
乗り物酔いは2才頃からなることが多く、5才では約10%となります。
その後も乗り物酔いをする子どもは約30%と一定数はいますが、脳の発達や環境に慣れることで症状が緩和されていきます。
乗り物酔いを防ぐ方法
- 乗り物酔いを防ぐ方法として、まずは自律神経を整えましょう。
- 規則正しい生活リズムを心がけて睡眠をしっかり取ります。
- 次に乗り物に乗る際には空腹と満腹は避けましょう。
適度な量を食べておくことで、空腹感が満たされて自律神経が整いやすくなります。
また、遠足などで乗り物酔いをしやすい子はバスに乗る際に最前列に座るように言われるかと思いますが、これは視覚の乱れから乗り物酔いを防ぐためです。
揺れている状態で読書や映像を手元で見ていると、視覚が乱れ酔いを誘発させます。
そのため、なるべく遠くを見るために最前列に座ることは良いことです。
乗り物酔いを克服するには
乗り物酔いの症状は様々ですが、嘔吐などとても辛く乗り物に乗ることが億劫になってしまうかと思います。
成長と共に脳が発達し乗り物酔いは収まっていく傾向にありますが、あることを気をつけるだけで克服する場合もあります。
まず一つ目に、乗り物に慣れることですね。
乗り物に対して恐怖心があると、より酔いやすい状況を作り出してしまいます。
まずは比較的揺れの少ないバスなどの大型車両から挑戦しましょう。
座席に関しては前方の方が揺れが少ないためお勧めです。
慣れてきたら乗用車などに挑戦し、揺れと速さに対応できるようになります。
次に、遊びながら乗り物酔いを克服する方法としてブランコがあります。
ブランコは揺れと速さがあるため、乗り物に乗っている時の状況に近づくことができます。
また、その他にも寝返りやでんぐり返しをすることで、平衡感覚が鍛えられ酔いにくい身体になります。
ポイント
乗り物酔いは脳の発達と共に収まっていきますが、それでも中には激しい嘔吐や大人になっても克服できないこともあります。
この場合、乗り物酔いではなく別の原因の可能性があるため、耳鼻科を受診しましょう。
また、アレルギーや喘息、低血圧などの持病があると乗り物酔いになりやすい傾向があるため、気分が悪くなった時にすぐに対応できるようにあらかじめ準備しておきましょう。
まとめ
赤ちゃんの乗り物酔いは、誰にでも起こりうる症状です。
赤ちゃんが乗り物酔いを起こした場合は、焦らずに、これらの対策を試してみてください。
次回の記事は 子どもの英語教育におすすめの教材【年齢別】英語教育に効果的な学習方法 です!お楽しみに!