ミルクの量が220~240mlになり、赤ちゃん乳児がミルクを飲んでも満足してくれず、もっと欲しいと泣くことが多くなったと感じることはないでしょうか。
ミルクの量に関しては赤ちゃんそれぞれに個人差があるのですが、もっと欲しいと泣くようになったら「離乳食」を開始してもいい頃かもしれません。
「赤ちゃんはいつ離乳食を始めるべきですか?」今回は、離乳食の始め方や注意点について、詳しく解説します。
前回の記事は 赤ちゃんにうどんやそばをいつから食べさせられる?気になる注意点は でした。
こちらもぜひご覧ください。
赤ちゃんに離乳食を始める時期はいつ?離乳食の始め方
赤ちゃんに離乳食を始める時期は、一般的に生後6~7ヶ月頃です。
しかし、赤ちゃんによって発達に個人差がありますので、早すぎると消化不良を起こす場合もありますし、遅すぎると栄養不足になる可能性があります。
そのため、赤ちゃんの様子を見ながら、離乳食を始める時期を決めるようにしましょう。
離乳食を始める際には、以下の点に注意しましょう。
- 赤ちゃんが座れるようにする
- 赤ちゃんが食べやすい大きさに切る
- 味つけは薄味にする
- 赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ量を増やす
離乳食の注意点
離乳食を始める際には、以下の点に注意しましょう。
- 赤ちゃんがアレルギーを持っていないか確認する
- 食材をよく洗う
- 生で食べられない食材は加熱する
- 食べ終わった食器はすぐに洗う
離乳食のメニュー
離乳食のメニューは、以下のようなものがおすすめです。
- 野菜粥
- 果物粥
- 豆腐ハンバーグ
- さつまいも
- かぼちゃ
- ほうれん草
- ブロッコリー
- さつまいも
離乳食の量
離乳食の量は、以下のように増やしていくのが一般的です。
- 1回目:10~20g
- 2回目:30~40g
- 3回目:50~60g
- 4回目:70~80g
- 5回目:100~120g
離乳食の進め方
離乳食は、1日1回から始め、徐々に回数を増やしていくのが一般的です。
また、1回に与える量も、少しずつ増やしていくようにしましょう。
離乳食のトラブル
離乳食を始めると、以下のようなトラブルが起こることがあります。
- 吐き戻し
- 下痢
- 便秘
- アレルギー
このようなトラブルが起こった場合は、すぐに医師に相談するようにしましょう。
離乳食の栄養
離乳食は、赤ちゃんに必要な栄養素を摂取するためのものです。
そのため、バランスの良い食事を心がけましょう。
赤ちゃんが離乳食を始める時期初期編
赤ちゃんが離乳食を始めるのは、大体生後5~6ヶ月乳児くらいだと言われています。
ママさんによっては「ミルク」のみ、「母乳」のみ、ミルクと母乳の両方を与える「混合」を赤ちゃんに与えていると思います。
アンケートでは生後5~6ヶ月くらい
赤ちゃんは日々成長していて、この頃になると首が座り、食べることに興味を持ち始める時期でもあります。
生後5~6ヶ月くらいになるとミルクや母乳だけでは、脳や体の成長に必要な栄養が不足してしまうため、発育を促進させるためにも離乳食を開始した方がいいと考えられています。
実際に40代までの先輩ママさんに対して行われたアンケートでは、圧倒的に生後5~6ヶ月の間で離乳食を開始した、という意見も見られるようです。
離乳食を始めるときはどんなものがおすすめか
離乳食を開始するときは噛む力がないので、お粥を滑らかになるまですりつぶしたものを与えることがおすすめです。
その際に味付けは一切なしで、赤ちゃんにはお米の味を楽しんでもらいましょう。
量に関して
量に関しては小さじ1杯(5ml)程度で、人肌に冷ましたものを与えましょう。
離乳食を開始したときは1日1回で、徐々に回数や量を増やしていくのがポイントです。
まずは食べ物を飲み込む習慣を付け、離乳食を食べ終わったら赤ちゃんが普段飲んでいるミルクや母乳などを与えましょう。
赤ちゃんがお粥の味に慣れず泣いたりするときは、赤ちゃんの様子を見ながらお粥の量を調節したり、焦らずに離乳食を開始する時期を遅らせて食べさせた方がいいかもしれません。
先輩ママさんが使った離乳食の作り置きにおすすめのグッズ
離乳食を開始する際に、毎回台所に立って赤ちゃんのためだけにお粥を作るのは、とても大変です。
先輩ママさんは便利グッズを使って、赤ちゃんの離乳食を作り置きしています。
作り置きのメリット
離乳食を作り置きしておけば、赤ちゃんが離乳食を食べるタイミングにレンジで温めて与えるだけなので、赤ちゃんがお腹をすかせて泣いているときに、抱っこをしながらお粥を作ることも無くなり、ママさんの負担を軽減させてくれるでしょう。
作り置きグッズと素材は
離乳食の作り置きグッズとしては、必要な分ずつ小分けできる冷凍トレイがおすすめです。
先輩ママさんの間では、プラスチックのトレイよりもシリコン素材でできているものがおすすめのようで、1個ずつが取りやすいという声が多く聞かれます。
量が増えたら大きめへ
量が増えてきたら大きめのジップロックに切り目を入れて、取り出しやすくした状態で冷凍保存していたという方もいます。
保存容器は蓋があった方が安心だという人は、蓋の付いたトレイを探して冷凍保存できるトレイであることを確認してから使いましょう。
離乳食を開始する時期
赤ちゃんの離乳食を開始する時期は、大体5~6ヶ月程度と言われています。
しかし、赤ちゃんによってはミルクが好きだという子もいて、全然離乳食に慣れてくれないと思うこともあるでしょう。
ママさんは赤ちゃんの発育に敏感ですし、お粥を食べないと大きく成長できないのではないかと思う人もいますが、離乳食の開始時期は「この時期」とは限られていないので、赤ちゃんの様子を見ながら始めることがポイントです。
離乳食初期のまとめ
お粥に慣れてくれなくても、飲み込む習慣をつけて与えるだけなので、小さじ1杯から量が増えなくてもミルクや母乳などで、ある程度の栄養が摂れていれば焦る必要はないと思います。
赤ちゃんの様子を見ながら徐々に始めましょうね。
離乳食の中期編
離乳食を開始して1回の量が増えたり、お粥の粒も大きくなってきたら、そろそろ離乳食の中期と考えてもいいかもしれません。
離乳食の中期ではどのくらいの量を与えればいいのか、どんなものをあげればいいのか分からないことも多くなるでしょう。
離乳食中期はいつからなのか
離乳食の中期と言われる時期は、大体7~8ヶ月乳児程度と言われています。
この頃になると、赤ちゃんが食べ物を飲み込む力が付き、お粥の粒も徐々に大きくなってきた頃だと考えられます。
離乳食中期の一日の回数
離乳食中期では、これまでに1日に1回だったものが、1日2回に増やしやすいタイミングになります。
離乳食の固さについても、舌と上あごで押しつぶして食べられる程度にすることもポイントです。
固さについては徐々に固くしていくことであごの力をアップさせ、少しずつ固形のものが食べられるように習慣づけていきましょう。
ミルクを止めるタイミング
赤ちゃん乳児によっては、お粥の味が好きで離乳食の後にミルクを与えても飲まなくなるケースもあります。
食べっぷりの良い赤ちゃんに関しては、ミルクを飲まなくなっても問題はありません。
その分、ニンジンやホウレンソウなどを十分に茹で、すり潰したものを与えれば十分に栄養を補うことができます。
過剰に心配し過ぎないように
離乳食はあまり慣れてくれず、ミルクを欲しがるという場合も過剰に心配しすぎることはないでしょう。
離乳食の量が徐々に増え、固さも徐々に変わっているのであれば、ミルクから離乳食に興味が湧くのも時間の問題だと思うので、焦らずじっくり赤ちゃんの様子を見ながら量や固さを調整してあげましょう。
中期の食事を作るポイント
離乳食の初期ではお粥を滑らかになるまで潰していたのですが、中期では全粥と呼ばれるお米をよく煮立てたものを食べさせることがポイントです。
1回の量の目安は大体50~80g程度、野菜や魚、豆腐などを与えるのもいいと思います。
野菜に関しては粗さを残しつつ、舌で潰せるくらいの柔らかさに調理して、量は20~30g程度、魚は水銀レベルなどが気になるので、10~15gで野菜と同様に舌で潰せるくらいの柔らかさになるまで調理しましょう。
食べやすくするポイント
赤ちゃんによっては潰した食べ物を口の中に入れると、ひとまとめにする子もいるようです。
こういった赤ちゃんは食べ物を飲み込みにくくしてしまうので、離乳食を作る際にとろみをつけて与えることがポイントです。
とろみをつけるときは片栗粉を少量使い、「少しトロッとしたかな」くらいがベストだと思います。
離乳食中期で役立つ便利グッズ
離乳食中期は手で掴んで食べることを覚える時期でもあるので、離乳食を盛り付けるお皿は少し大きめのものを選ぶことがポイントです。
赤ちゃんが自分で食べ物を口に運んだ際にポロっと落としてしまったり、赤ちゃんの口に上手く食べ物を入れることができず、落ちてしまうこともあります。
おすすめなシリコンエプロン
そんな時におすすめなのが、シリコンエプロンです。
シリコンエプロンは、その都度キレイに水で洗って繰り返し使えるためとても経済的で、キレイなまま使うことができるので衛生面にも優れています。
シリコンでできているので油も落ちやすいのが特徴で、前面に大きなポケットが付いているので、食べこぼしたものも上手くキャッチして、洋服やズボン、床などを汚す心配もなくなります。
離乳食中期のまとめ
離乳食中期では全粥にしたり、野菜や魚などを与えることで栄養バランスがとれるようになり、ミルク離れできる良いタイミングになるでしょう。
徐々に離乳食の固さを変えることで、固形のものも食べられるようになります。
離乳食後期編
全粥が問題なく食べられるようになり、量も増えてきたと感じ始めたら、離乳食後期に移ってもいい頃かもしれません。
離乳食後期は、今まで以上に食材の大きさや柔らかさを変えていかなくてはなりません。
味付けについても、薄味のものを食べさせるのがポイントです。
離乳食後期はいつから
離乳食中期は「モグモグ期」と言われていて、後期は「カミカミ期」と呼ばれています。
カミカミ期とは歯茎で噛んで食べ物を食べる時期で、食べ物を歯茎で噛んで食べることで歯茎が刺激され、歯が生えやすい状態を作っていく時期になります。
生後9~11ヶ月頃
離乳食後期は大体生後9~11ヶ月頃乳児だと言われていて、赤ちゃんによってはハイハイやつかまり立ち、手づかみで食べ物を食べることもあります。
離乳食後期は9ヶ月を過ぎたから、必ず始めなければいけないということではありません。
移行するポイント
赤ちゃんによっては飲み込む力や噛む力が強く、7~8ヶ月乳児で後期に移る子もいれば、なかなか飲み込む力がつかない、噛む力がつかないという子もいて、モグモグ期を卒業できない子もいます。
離乳食後期に移るには飲み込む力と同様に、噛む力も必要となるので赤ちゃんの様子を見ながら徐々に大きさを変えたり、固さを変えていくのがポイントです。
離乳食後期の量とミルク
離乳食後期になると、中期に比べて離乳食の回数も多くなります。
1日3回を目安に徐々にミルク離れさせ、ミルクの量を減らしていくのがポイントです。
食事の量は主食+主菜+副菜に分け、ご飯であれば80g程度、野菜や果物は30~40g程度、肉や魚は15gを目安に与え、離乳食後は最低でも3~4時間は空けるようにするのがポイントです。
赤ちゃんの胃は大人に比べて消化が未熟なので、しっかり時間を空けてゆっくり消化できるようにしましょう。
ご飯を食べた後に
ご飯を食べた後は40ml程度のミルク、またはお茶替わりとして白湯、赤ちゃん用の麦茶などを与えることがおすすめです。
ミルクからお茶に移行していくことにより、ミルクがなくてもご飯で栄養を摂ることができ、ご飯だけで満足してくれるようになりますし、ミルク離れをする良いタイミングになるでしょう。
普段は家で麦茶などを作り置きしているという人は、お茶とお湯を半々にして与えるのもいいと思います。
後期ではどのくらいの固さや大きさがベストなのか?
後期になるとママさんたちが疑問に思うのは、離乳食の固さや大きさについてではないでしょうか。
離乳食の固さについては大人が軽く指でつまんで潰せる程度、大きさは3~5ミリくらいのみじん切りにすることがおすすめです。
しかし、赤ちゃんによっては歯茎で噛む力が弱かったり、大きくて食べ物が喉に詰まってしまう可能性があるので、徐々に固さや大きさを変更していくのがポイントです。
味付けのポイント
味付けに関しては大人が味見をして、「ほんのり味がするかな」くらいに留めるのがベストです。
味が濃いものを与えてしまうと調味料による塩分を摂りすぎたり、濃い味付けが定着して薄い味付けのご飯を食べなくなってしまうので、離乳食を作るときには注意が必要です。
歯茎で噛むことを覚えて行く
離乳食中期では徐々に固さや大きさを変えていき、歯茎で噛むことを覚えさせていきます。
すると徐々に歯茎が柔らかくなっていき、乳歯が生えやすくなります。
乳歯が生えてきた後は、少しずつご飯の固さや大きさ、量を調節して大きな食べ物が食べられるように移行していきましょう。
本日のポエム
離乳の中期、生後7ヽ8か月‥初期のポタージユ状からワンステップ進み、豆腐やプリンのよう
な舌でつぶせる固さのものを食べさせるころだ。
この時期に、自分の唇でスプーンからこすりとったりする。
前歯が出ていればかじりとったりする。
かむことを体験的に学習する。
かむのは聴覚や視覚ではなく、触覚に対応した運動系なのだ。
敏感な前歯でかじりとれば、歯が受ける感じ、固さなどがよくわかるんだろうな。
日々成長していく赤ちゃんに感動すら覚える日々。
離乳食後期まとめ
赤ちゃんが1歳幼児を迎える頃には、ある程度大きなものも食べられるようになり、あごの力もついてくるので、赤ちゃん用として離乳食を作る必要がなくなります。
まとめ
離乳食は、赤ちゃんにとって大切な成長の時期です。赤ちゃんの様子を見ながら、ゆっくりと離乳食を始めるようにしましょう。
次回の記事は 赤ちゃんに魚を与える時期はいつ?注意点や食べさせ方・赤身白身青魚の違いは? です!お楽しみに!